欧州のムスリムチャプレンの意義を考えるシンポジウム

上智大学ソフィアシンポジウムに参加しました。
「欧州のムスリムチャプレンの意義〜宗教と民族を超えるエンパワメントから学ぶ」

英国から3名のムスリムチャプレンがいらっしゃるという素晴らしいシンポジウム。
主催の先生は、上智大学大学院実践宗教学研究科の先生であり、私にとっては尊敬申し上げる恩師でもあります。
この貴重な機会を逃したくないと思い、台風でしたが今回会場参加を希望しました。
ムスリムチャプレンの方に直接会えることは、もしかしたらこの先ないかもしれないと思いましたし、何よりもチャプレンの方々が放つ空気感、発する言葉、身にまとう雰囲気など、直接肌で感じさせてもらいたいという思いからでした。

チャプレンとは、病院、刑務所、軍隊、学校といった世俗的な組織に集う人々に奉仕する宗教者です。例えば病院では、チャプレンは患者やその家族だけではなく、医師、看護師、ソーシャルワーカー、事務員、給食スタッフ、清掃員、そして警備員などの悩みにも耳を傾け、彼らのために祈りを捧げます。
チャプレンは布教活動は行いません。
むしろ、宗教の境界を超えたケアを提供します。
そして、特定の宗教に属さない人々に対しても支援を提供します。
〜当日資料、ご挨拶より抜粋〜

ムスリムのチャプレンは、1980年代からすでに活動を始めており、日本とはやはり50年近くの差があるように思います。
メンタルヘルスの分野でも同じことが言えますね。
日本ではチャプレン制度はまだ揺籃期にあり、常勤の有給チャプレンはごくわずかです。
私は、医療現場のみならず、日本の刑事施設や自衛隊にも、1日も早くチャプレンが当たり前のように存在する日がくることを願っています。
受刑者のみならず、刑事施設で働く様々なスタッフにもケアや祈りが必要だと思うからです。
そしていつか私も貢献できる日を目標に、努力を積み重ねていきたいと思った時間でした。

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