不安や恐れ、心配。落ち着かない時に思い出してほしいこと
いかがお過ごしでしょうか。今年は、お祭りごとや帰省も思うようにできない夏となってしまいましたが、元気に過ごしていますでしょうか。
私達の日常の会話にも、実態のわからない未知のウィルスの話題が当然となりました。
8月のこの季節を、太陽を浴びながら思い切り過ごせないことを、残念に思う方も多いかもしれません。
子どもたちとのアート教室の中でも「でもコロナがね・・・」なんていう会話を耳にするたびに、子どもたちの会話からいつ未知のウィルスの話題が無くなるのだろうかと、そんな気持ちになります。そして、そこから関連する色々な不安や恐れ、心配から、相談に来る方も増えています。
相談というより「今、誰かと話したい」。
私には、そんな思いが伝わってくるように思います。
具体的な心配事から、または自分でも自覚できない、漠然とした不安も沸き上がっているのではないかと思います。
例えば
・離れて暮らす家族への心配
・失業
・会社の売り上げや今後の見通し
・マスクをしない、自粛をしていない人への怒り
・保証のない自粛要請への怒り
・毎日のニュースや報道、情報への困惑
・変化した働き方への不安
・自粛生活のストレス
・変化する家族生活への適応
・会いたい人に会えない寂しさ、悲しみ
・出口の見えない恐れや、それに対する不安
・子どもたちの不自由な生活への悲しみ、将来の不安
・相次ぐ著名人の感染や訃報への悲しみ
・新しい生活様式への適応
などです。
まだまだ上がりそうですが、私たちは色々な不安や心配事を抱えながら、新しい生活への変化も求められているようです。
私はと言うと、俳優の三浦春馬さんの訃報に大きなショックを受けたり、変化する仕事のスケジュールにもストレスを感じていました。
そして、これまで頻繁には購入したことがない消毒液や殺菌成分のあるハンドソープを目にする機会が増えたことや、オフィス内の消毒をすることにも、なんとも言えないストレスを感じていました。
やってもやっても本当に消毒できているのかがわからないので、疲れや、目に見えないものへの恐怖感も増しました。
しかし、改めて大切なことへの気づきもありました。
私がそのストレスや不安に、しっかり「気づくことができている」という事実です。
そしてそれを「感じるこころの強さ、ストレス耐性」ができていることへもしっかり気づくことができています。
これは、とても良い発見でした。
感じたくない気持ちがある時私たちは、無意識で防衛本能が働き、自分を守るために「気にしないようにしよう、気持ちを切り替えよう」という考えを持ちますが、真に感じたその気持ちは、なかなか無くなることはありません。
ネガティブなものは尚更そうで、無くならない限り、次に肯定的な気持ちは生まれづらいのです。
では、どうするか?
それは、まず①「不安やストレスに気づいている自分を大いに認める」ことです。
・しっかりストレスに気づいてるね、私
・こういうことが不安なのね、私
と気づいたことを大いに認め、自分に優しい考えを向けることです。
そうすることで、冷静さを保てますし、過剰に不安になることもありません。
そして次に、ストレスや不安を感じないようにすることではなく、②感じて誰かに「話す」ことです。
話すことで考えがよりクリアになりますし、話した後のスッキリ効果(カタルシス効果)も得られ、自分でも気づかなった考えに出会えます。
どうしたいか?とストレスへの具体的な対策もうまれ、身体も緊張からきっと緩んでくるでしょう。
①不安やストレスに気づくこと、気づいた自分に優しい考えを向けること
②誰かに話すこと
不安や恐れ、心配な気持ちで落ち着かない時は、まずその気持ちにしっかり気づくことを意識してみてください。
無理矢理なくそうとせず、優しい考えを自分に向け、そんな自分を理解しましょう。
どんな感情を持ったとしても、「自分に優しさ」を向けることです。
私も日々実践し、自分に優しい考え方を持つようにしています。
一緒に、やっていきましょうね!
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